ソフト的復旧

なぜ、HDDがいっぱいだと動かなくなるのか

プログラムが動作するときに一時ファイルを使います。この一時ファイルというのは種殊雑多で、使われるプログラムにより、ファイルスペースの取り方がバラバラです。

人が行列を作ってものを手に入れるようになっていれば良いのですが、HDDの余ったところをあればあるだけ虫食いのように使って行くのです。ですから、最初に使ったプログラムは余ったところをわがもの顔に使います。そして、消去したり整理すればいいのですが、次回使うときの為にその一時ファイルを残していきます。

虫が食べ残したスペースをさらに食べつくしていきます。そして、その余りのスペースを見つけられなくなることにより、パソコンの動作は遅くなり、パソコンはプログラムの動作中に、その虫食い状態を少しずつ解消しようとします。

したがって、普段なら、プログラムだけが動いているパソコンが、パソコン内部の管理者も動くために能力が半減されます。「重い」「遅い」という状況に陥るわけです。そしてHDDの中が整理されないと、最終的には、パソコン内部の管理者も手が負えなくなり、「動かない」という状況に最悪は陥るわけです。

かつてHDDがまだ、高価で、容量も少なかった時代にはプログラムの開発者は一時ファイルの使い方、処理には随分と腐心してきたのですが、現在のように安価で、巨大容量を持つようになると、そういう一時ファイルの処理など、構っていられなくなったものと考えます。

豊かになった分、心が疲弊したとも言える出来事なのかもしれません。